9日午後2時ごろ、ネレウス海淵で「仲間が流されて行方がわからない」と、冒険者からクリスタリウムに通報があった。クリスタリウム衛兵団のによると、冒険者の男性2人と女性6人の計8人が双頭の水龍に挑戦していたが、うち2人がダイダルウェブで流された事が確認された。二人は堅実魔やアームズレングスの使用を怠った疑いがある。ネレウス海淵では両サイドの足場が崩れる現象があり、クリスタリウム衛兵団は足場が崩れた事に気を取られていたとみて調べている。
クリスタリウム衛兵団によると、行方不明になったのは、ミステル族の女性吟遊詩人(22)とドワーフ族の女性白魔道士(19)。2人は9日午後1時頃に集合し、双頭の水龍の討伐に来ていた。
現場付近のネレウス海淵は狭い足場となっており、足場は約15.31ヤルムで立入は禁止されていない。稀に足場の両サイドが崩落し広さが半減する事がある。現場付近には、双頭の水龍が現れる事が有名で、冒険者の中では「リヴァイアサン」の名で呼ばれている。腕試しで挑戦する冒険者が後を絶たず、クリスタリウム衛兵団では腕に自信の無い者の挑戦は自粛するように呼び掛けている。
クリスタリウム・クロニクル
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