エオルゼアにおける属性の概念が覆された。先日、属性学の権威であるランベルタン氏の論文によって、今まで信じられてきた属性への概念が根本から間違っていると指摘された。
ランベルタン氏の論文によると、今までエオルゼアには6つの属性(火・水・土・風・雷・氷)があり、モンスターの攻撃や魔法は各属性の性質を持つ事から、その属性を打ち消す反属性を用いる事により、ダメージを軽減する事ができるとされていたが、どの攻撃や魔法も無属性と同じエーテルの動きをし、反属性によってダメージを軽減する事はできない、と記されている。
反属性により、属性を打ち消す事はランベルタン氏とガーロンドアイアンワークスによる共同実験で実証されていたが、その実証により反属性を用いる事によってダメージの軽減ができるという誤った認識が、広くエオルゼアで信じられてきた。今回の論文は、エオルゼアにおけるエーテル学に一石を投じる物になった。
また今回の論文は、エオルゼア各地の経済にも影響を見せた。マテリアの中に防火・防水・防土・防風・防雷・防氷など、各属性を防ぐとされていたマテリアは、軒並み価値の無い石ころに成り下がった。各マテリアを貯めこんでいた冒険者達は、科学者ミュタミクスの元でマテリア合成に励んでいる。
今回の論文に対しランベルタン氏は「はァん……聞こえるかい?エーテルのビクンビクンという力強い鼓動はマテリア程度では防げないんだよ。ほれぼれするよ、ドキドキだね。」と話してくれた。
エオルゼア・トリビューン
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