ラムとマトンの間はホゲット

白さん:

「この間、マトンのロインを使った料理をしたよね?」


ナイトちゃん:

「したねー!ステーキおいしかった!」


白さん:

「あのお肉は、中央ラノシアにいる羊のお肉だよね?」


ナイトちゃん:

「そうだよ!羊さんのお肉!」


白さん:

「同じ中央ラノシアの羊から、ラムの角って材料が獲れるじゃない?」


ナイトちゃん:

「とれるねー。羊さんのお肉をとりにいくと、ふくさんぶつとして手にはいる!」


白さん:

「ラムって生後12ヶ月以内で、まだ永久歯が生えていない状態の羊の子供の事を指すのよね。」


ナイトちゃん:

「羊さんのこども、かわいーよね!」


白さん:

「マトンは、永久歯が2本以上生えた『メスの羊』か『去勢されたオスの羊』の事を指すのよね。」


ナイトちゃん:

「ふーん。」


白さん:

「これってさ、永久歯がまだ生えてないような子羊に角があるなんて、おかしくない?」


ナイトちゃん:

「!?」


白さん:

「お肉は、ラムの肉の方がクセがなくて食べやすいのよね。マトンはクセが強くて肉も硬いから調理が大変!」


ナイトちゃん:

「白さん……。」


白さん:

「これさ、『マトンの角』と『ラムのロイン』なら話は解かるんだけども……。」


ナイトちゃん:

「だめっ!白さん!」


白さん:

「えっ?」


ナイトちゃん:

「それ以上げんきゅーすると消されるよ!」


白さん:

「うーん……消されたくないから、これ以上は言及しない……。」


ナイトちゃん:

「ふー、あぶなかった……もう少しで『なぜここに呼ばれたか分かりますか?』って聞かれちゃうところだった……。」