便利な白魔法

白さん：

「梅雨入りしたから、今日も雨ねー。」

ナイトちゃん：

「つゆいり？あー、おそばがつゆに入っていて売られているの？」

白さん：

「麺つゆじゃないよ！梅の雨と書いて『つゆ』って読むのよ。」

ナイトちゃん：

「ほえー？ ふしぎ！」

白さん：

「梅の実が熟す頃に雨が多くなる事から、オサード小大陸の方では梅雨と呼んでいるそうよ。」

ナイトちゃん：

「なるほどおー、白さんは何でも知ってるんだねー。」

白さん：

「なんでもは知らないわよ。知っている事だけ。（ドヤ顔」

ナイトちゃん：

「雨がおおいこのきせつになると、ナイトちゃんのライオン尻尾のさきっちょがぺったんこになっちゃうの。しょんぼり。」

白さん：

「ナイトちゃんは尻尾の先だけじゃない！わたしの狼尻尾なんて、全体がぺったんこよ！」

ナイトちゃん：

「じゃあ、ナイトちゃんがぶらっしんぐしてあげる！」

白さん：

「いや、エアロで乾かすからいいよ。」

ナイトちゃん：

「白魔法べんり！白さんはクール！！」

白さん：

「クールビューティー白さんよ！」

ナイトちゃん：

「なるほどぉ……。」