ナマイ村の名産品は柿

白さん:

「そういえばさ、ナイトちゃん。」


ナイトちゃん:

「なになにー?」


白さん:

「昨日、コンポートゼリー作ったじゃない?」


ナイトちゃん:

「めちゃくちゃおいしかったね!」


白さん:

「材料にさ、『パーシモン』使ったよね?」


ナイトちゃん:

「つかったねー、あまくてじゅーしーだね!」


白さん:

「パーシモンって柿でさ、東方原産の橙色の果実なんだけど……。」


ナイトちゃん:

「ふむふむ?」


白さん:

「園芸で採集できる場所が、ギラバニア辺境地帯なのっておかしくない?」


ナイトちゃん:

「!?」


白さん:

「ヤンサのナマイ村は柿が名産でさ、村の中では干し柿作ってて、ナマズオも大喜びなのよ。」

ナイトちゃん:

「し、白さん……。」


白さん:

「これって、おかしいよね?本当はナマイ村の近くで取れる方がしっくりくるよね?」


ナイトちゃん:

「ダメ!白さん!それ以上言うと消されちゃうよ!」


白さん:

「えっ!?消されるって何に!?」


ナイトちゃん:

「ハイデリンの意思に消される…。」


白さん:

「えっ!?じゃあ、もう言わない!」


ナイトちゃん:

「ほっ……。」