ガーロンドアイアンワークス社製体重計

ナイトちゃん:

「………………。」


白さん:

「ナイトちゃん、お風呂あがったー? って、なにしてるの?」


ナイトちゃん:

「うーーん……ちょっと……。」


白さん:

「ちょっと? 床を見つめてどうしたの?」


ナイトちゃん:

「いやー……さいきん体重はかってないな~って思って……。」


白さん:

「えー、せっかくネロさンがガーロンドアイアンワークス社の技術の粋を集めて体重計つくってくれたのに?」


ナイトちゃん:

「だって!」


ナイトちゃん:

「先週はチーズフォンデュ祭りしちゃったし、先々週は食べ放題ヴュッフェ行ったし、その前もスイーツ食べ放題行ったし……。」


白さん:

「確かにナイトちゃん毎回『おなかいっぱう……ここまではいってる……』ってしてたよね。」


ナイトちゃん:

「怖くて……怖くて体重なんて測れない……ぜったい太ってる……。」


白さん:

「どうだろうねー? 試しに乗ってみたら? 太ってないかもしれないよ?」


ナイトちゃん:

「そだね……乗ってみたら分か……ってちがーう! 騙されるとこだった!!」


白さん:

「だ、騙してないよ! 世の真理を言っただけだよ!」


ナイトちゃん:

「あー! こわーい!! ヤダー!!!白さん助けてー!」


白さん:

「レビテトは時魔導士かな……?白さんは無力だ……。」