モテる法則

ナイトちゃん:

「ねぇねぇ白さん、メインジョブがタンクだとモテるって知ってたー?」


白さん:

「この間の新聞に書いてあったから、知ってるよ。」


ナイトちゃん:

「えっ!?しんぶんにかいてあったの?」


白さん:

「モテたい人必見!ロール選ぶならタンク!!って書いてあったね。」


ナイトちゃん:

「ほえー。しんぶんってすごいねー。」


白さん:

「ナイトちゃんはタンクだからモテモテだね。」


ナイトちゃん:

「モテモテだねー、もうねー、ひくてあまた。とどまるところを知らないナイトちゃんのモテモテ度合い!」


白さん:

「モテるかモテないかで言えば、タンクのなかでもナイトが一番モテそうだもんねー。」


ナイトちゃん:

「このまえギラバニア山岳地帯で、高原小麦しゅうかくしてたら、ブッカブーにおそわれてるキキルンがいてねー。その子が死にそうになってたから、ナイトちゃんは思わずブッカブーにちょうはつしたねー!」


白さん:

「おー、かっこいい!さすがナイトちゃん。」


ナイトちゃん:

「でしょー! でも、ブッカブーたおしたら、ナイトちゃんはその場から逃げた!」


白さん:

「えー!? なんで!?」


ナイトちゃん:

「だって恥ずかしーし……。」


白さん:

「いきなり奥手!?」


ナイトちゃん:

「ナイトちゃん知らない人としゃべれないし……。」


白さん:

「もしかしたら、助けてあげたキキルンが億万ちゃりちゃり長者で、お礼に流行りの服をプレゼントしてくれたかもしれないよー。」


ナイトちゃん:

「流行りの服は……すき……!!」


白さん:

「流行りの服をプレゼントして貰ったら、もっとモテモテナイトちゃんになれるね。」


ナイトちゃん:

「でも、流行りの服をプレゼントしてくれる人は、最終的に目をやられて死んでしまう……。」


白さん:

「バルス!?」