かきぞめ

白さん:

「今日は書き初めをします。」


ナイトちゃん:

「かきぞめ?」


白さん:

「ひんがしの国の文化で、邪気を除くとされる若水で墨を摺って、恵方に向かって詩歌を書くのよ。」


ナイトちゃん:

「ふむふむ……えほーにむかってしかをかくのね。やってみる!」


ナイトちゃん:

「……白さん、えほーってどっち?」


白さん:

「今年の恵方は南南東よ。」


ナイトちゃん:

「あいあい!なんなんとーはあっちかな?」


白さん:

「そうね。」


ナイトちゃん:

「よーし、かくよー!」


そーれからー


ナイトちゃん:

「できた!」


白さん:

「おー、早いね。何を書いたの?」


ナイトちゃん:

「はい!けっこーうまくかけたよ!」


白さん:

「え?これは?」


ナイトちゃん:

「しかだよ!」


白さん:

「あー、詩歌ってのは、詩・和歌・俳句の事なのよ。」


ナイトちゃん:

「えー、それならそうとさきに言ってよね!」


白さん:

「ごめんねー。でも、これは可愛いからモモラ・モラの魚拓の隣に飾っておこうね。」


ナイトちゃん:

「やったね!」