河豚と鼈の間

白さん:

「今日はオオサンショウウオの日なんだって。」


ナイトちゃん:

「おおさんしょううお?」


白さん:

「ひんがしの国でのエフトの呼び方だね。」


ナイトちゃん:

「あー、エフトね、エフト。エフトしってるよ、しってる。エフトねー。」


白さん:

「何回か倒した事あるよね。」


ナイトちゃん:

「エフトの日かー。それじゃ、今日はエフトステーキにしようかな。」


白さん:

「エフトの肉ってどんな味がするの?」


ナイトちゃん:

「んー、ふぐとすっぽんの間なあじかなー?」


白さん:

「河豚とすっぽんの間……、よくわからないね。」


ナイトちゃん:

「むかしの美食家のひとが、『すっぽんと河豚の合の子と言ったら妙な比喩であるが、まあそのくらいの位置にある美味ということができようか。すっぽんも相当うまいが、すっぽんには一種の臭みがある。エフトはすっぽんのアクを抜いたようなすっきりした上品な味である』って言ってたね。」


白さん:

「ほー、それは楽しみだね。」


ナイトちゃん:

「ちなみに、イシュガルドの宝杖通りにエフトステーキをだしてる料理屋さんがあるよ。」


白さん:

「エフト料理は、イシュガルド料理だったのね。」